当社は、岡山県倉敷市に対して、企業版ふるさと納税を活用した「児島虎次郎記念館 整備応援プロジェクト」を開始いたします。
1978(昭和53)年に開館した旧・児島虎次郎記念館は、洋画家・児島虎次郎の絵画作品と、大原美術館の創設者である大原孫三郎が収集した古代エジプト・西アジア美術品を展示するため、明治期に建てられた倉敷紡績の倉庫をリノベーションしたものでしたが、老朽化のため2017(平成29)年に12月をもって閉館しています。
このたび、その役割を引き継ぐ施設として、美観地区の中心に位置する由緒ある銀行建築を、美術館施設として再生させようと計画がすすんでいます。約1,300件の貴重なコレクションの保存と鑑賞環境を備えた施設を目指して、2025年3月末のグランド・オープンを目標に工事が実施されているところです。
今回、当社の主要株主である株式会社ストライダーズ(東証スタンダード市場上場、所在地:東京都港区、代表取締役社長:早川良太郎、以下「ストライダーズ社」)を介して、大原美術館館長より本プロジェクトの趣旨を伺い、現在進行中の学術調査で明らかになってきた個々の美術品の重要性や、コレクション全体としての歴史的意義について説明を受け、企業版ふるさと納税の仕組みを活かすことで財務負担を抑えつつ社会貢献がでいること、また今後において美術品の著作権等に関する事業提携の可能性も視野にいれ、今回のプロジェクトに賛同いたしました。
なお、ストライダーズ社が運営する倉敷ロイヤルアートホテルは、大原美術館をはじめ、この度の児島虎次郎記念館のある美観地区の至近であり、当社としても地縁がある自治体であります。
「児島虎次郎記念館 整備応援プロジェクト」 公益財団法人大原芸術財団 ⇒詳細はこちら